造影剤副作用

広島市の調剤薬局グループ 株式会社ファインプラス
まえだ薬局三篠北町店 花より団子の薬剤師 む~さん

実りの季節になりました。
近所の畑のいちじくはもうすぐ食べ頃です。

先日、造影剤CT検査で副作用が出た患者さんがおられ、私も今年、副作用が出たので、造影剤副作用について調べてみました。

CT検査は造影剤注射により、病変の検出や病気の診断に関する情報が増えます。しかし、良いことばかりではなく、副作用を生じることがあるため、造影剤を使用する前には必ず、必要性と副作用について説明され、同意書にサインします。

軽症の副作用が生じるのは2%以下で嘔吐、蕁麻疹、かゆみ、咳、くしゃみなどで、ほとんど検査直後で一時的なものです。

重症の副作用は2万5000人に1人の頻度で血圧低下、呼吸困難、ショックなど治療が、必要となる場合があります。

極めてまれですが、死亡例もあります(40万人に1人)

私の場合、咳に続いて発疹が出始め、そこからの看護師さんや検査技師さんの迅速な対応には驚きました。
あっという間に血圧計、酸素濃度計がつけられ、医療ドラマのようでした。

検査の時しか必要ないとは思いますが、心配性の私は造影剤副作用カードをいつもお財布に入れています。

今回、3回目で副作用が出たので、前回大丈夫だったからは通用しないことを学びました。
いつも飲んでおられるお薬でも何か気になることがあれば、主治医や薬剤師にご相談下さい。

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