楠木プラス薬局 花粉症と戦う薬剤師 まるりん
「HMネット」ってご存知ですか?
HMネットとは、広島県と広島県医師会が構築し運営するひろしま医療情報ネットワーク(Hiroshima Medical Network)の愛称です。
HMネットに参加した病医院や薬局では診療情報を共有することで肉体的、経済的、精神的な負担を軽減し、安心、安全、均質な医療を提供します。
HMネットでは「HMカード」と「情報開示カード」の2種類のカードを使用し、厳密なプライバシー保護の下に診療情報の連結と共有を実現します。
HMカードを作成し名寄せをするメリット
(1)HMネット参加施設の検査情報や診療情報を他の施設で見てもらう場合にも利用できます。
(2)将来的にオンラインお薬手帳の利用が可能になります。
(3)災害時や救急時に迅速な対応を受けられます。
情報開示カードを利用するメリット
(1)検査や投薬の重複を防ぐことができるため、肉体的、経済的な負担が軽減します。
(2)薬剤禁忌やアレルギー情報などが共有されるため、医療の安全性が向上します。
(3)フィルムや資料を持ち運ぶ手間が省けます。
(4)複数医療機関の治療方針や説明が一致するため、安心して診療を受けることができます。
3月から広島市民病院、舟入市民病院、安佐市民病院、リハビリテーション病院もHMネットに加わりました。
今回、期間限定で新規申し込みの方を対象とした、カープデザインのHMカード発行キャンペーンにのって、私もHMカードを作成しました。
また、ひろしまヘルスケアポイントが3月10日から始まりました。
「ひろしまヘルスポイント」とは、特定健康診査やがん検診の受診、運動・バランスのとれた食事など、健康診断の受診や健康イベントへの参加等でポイントが貯まり、特典をうけられるものです。
広島県は、健康寿命が全国的に低位(H25:男性33位、女性46位)にあり、自らが行う健康づくりに向けた取り組みを支援することになりました。
参加資格は、県内の18歳以上の住民(尾道市、大崎上島帳は平成29年度途中から開始)ならだれでも参加できます。
但し、取り組み参加には、先程紹介した「HMカード」「ひろしま健康手帳」が必要です。
貯まったポイントが景品や協賛店での割引等、特典もあり、健康も手に入る、すばらしいシステム。
是非、活用するしかないでしょう。
興味のある方は、挑戦してみて下さい。
詳しくは、広島県健康福祉局地域包括ケア・高齢者支援課に問い合わせいただくか、広島県ホームページを参照してください。