厚生労働省から、スイッチOTC(薬局で購入できる医療用医薬品と同一の成分)としてエパデールが承認されました
4月中旬から発売予定で期待の新人です。
(医療用医薬品のエパデール)
エパデール(EPA)は、ω-3脂肪酸の多価不飽和脂肪酸の一つで、脂質代謝の改善、血小板凝集抑制作用があります。
つまり、血液をサラサラにしてくれます
脂質は、大きく飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられ、それぞれの性質はまったくといっていいほど違います。
飽和脂肪酸を多く含んでいるのは、バター、ラード、牛脂などの動物性の脂質で、常温で固まるのが特徴です。
摂りすぎると中性脂肪やコレステロールを増加させてしまい、高脂血症や動脈硬化をまねく危険があるといわれているので注意が必要です。
一方、不飽和脂肪酸は、まぐろ、いわし、さんま、さばなどの魚類やオリーブ油、ゴマ油、シソ油などの植物油に多く含まれている脂質。
常温で固まりにくく体内で液体であるというのが特徴であり、血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあるといわれています。
参照 http://www.bee-lab.jp/kenkoujoho/dha-epa/a01.html
今までスイッチOTC薬は、花粉症や頭痛・生理痛など比較的軽い病気に対応する薬が多かったのですが、2002年生活習慣病薬にも拡大する方針が決定され、予備軍も含め国内に1400万人いるとされるメタボの人の健康管理に役立ち、医療費の抑制につながると考えられています
今回、初めて承認されたものの、異例の「購入条件」が付きました
エパデールを買う際は、「医療機関を受診した方に限られます」と記されたチェックシートに、「診察で通院医療は不要と告げられた」「診断を受けた病院」「診断日」などを記入しないと購入できないという仕組みになるようです。
血がドロドロぎみの私は是非試してみたい薬品です
OTC薬としてのエパデール、副作用など薬品のリスクもしっかり説明していただき、皆さんの健康維持に役立てたらいいですね
佐々木