後発医薬品とは、特許が切れた医薬品を他の製薬会社が、同じ成分の薬を製造あるいは供給する医薬品です。ジェネリック薬とも呼ばれます。
後発医薬品は、毎年5月、11月(来年からは6月、12月)の年2回・薬価収載され発売されます。 今月は、その11月で発売月です。
今回発売予定の薬の中で、まえだ薬局西原店でよく出ている薬は、抗コレステロール薬:リピトール、認知症治療薬:アリセプト(ジェネリックは適応範囲に違いがあります)があります。
11月に入ってリピトールを服用されている患者さんが来局された際に、このお薬は、世界でとてもよく売れている薬で、今月には後発薬が発売されると新聞で見たんだけど・・・。とのお話がありました。
11月発売予定ですが、まだ発売されていないとの事、発売されたら次回にはご紹介すると説明しました。
ずっと服用されている薬で、後発薬の発売を待っておられたようです。
当薬局では、初めて来局された際にアンケートをとり後発医薬品の説明、変更の希望かどうかお聞きし患者様のご希望にそうよう努めております。
もちろん続けて服用されている薬に後発薬が発売された際も声かけさせていただいています。
初めて後発医薬品が薬価収載される時の薬価は、7割に設定されます。
先月、中医協(中央社会保険医療協議会)において後発品の7割での発売が高いのでは、との意見交換があったらしく、今後の成り行きが気になるところです。
今回発売されるアリセプトは、30社前後発売される予定で、先発品の7割より下回る言われています。
アメリカでは、前年10月に特許が切れ、後発薬が発売され、アリセプトの売上げが73億円(前年同期比93.1%減)と大幅に減ったそうです。
医療制度の違いもありますが、販売価格は大きく影響しそうです。
今、日本で注目されているTPP(環太平洋経済連携協定)。 医薬品を含む医療にも大きく関わってきます。
医薬品では、新薬もジェネリックについても・・・。
日常の事におわれるでけでなく、世の中にも目を向けていなければ・・・ と思う日々です
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広島では、1か月ぶりに天候の良かった週末、以前から気になっていたウッドワン美術に行ってきました。
木々も色付き、気持ちもリフレッシュ 今週もがんばります
タカタ