改正学校教育法および改正薬剤師法により、2006年から薬学部では6年制課程が設置されました。薬剤師の教育の場である薬学部の標準修業年限を6年に延長することで、先進国の中で遅れている薬剤師の教育を充実させ医療の質の向上をはかることを目的としています。
これと連動して6年制課程においては約半年の薬局病院実務実習が必修化されました。薬学部6年制課程を卒業しないと国家試験受験資格が得られません
2010年から薬剤師の養成を目指した薬学6年制教育の中核となる「長期実務実習」がいよいよ開始されました。1期(5月~7月)2期(9月~11月)3期(1月~3月)の3クールで実施され、薬学5年生は、薬局と病院それぞれの現場で11週にわたり実務実習を受けることになります。
長期実務実習が始まってニ年目の第2期となる今年9月5日~11月18日、まえだ薬局三篠北町店でも、第一号となる学生を受け入れることとなりました
未来の薬剤師を育てる
さて、これは責任重大です。
11週間の実習では
薬局アイテムと管理
情報のアクセスと活用
薬局調剤を実践する
薬局カウンターで学ぶ
地域で活躍する薬剤師
薬局業務を総合的に学ぶ
という項目をテーマに、実践的に薬局実務を体験します
セルフメディケーション(一般用医薬品によるセルフケア)ついての実習、
学校薬剤師業務(学校教室内の照度測定など)に同行する実習など、調剤業務以外にも様々な角度から薬剤師の仕事を体験します
技術的・学問的なことも大事ですが、まえだ薬局や周りの医療機関のスタッフ達が、患者さんや地域の方々に支えられながらいきいきと働く姿を見て、人との触れ合いのすばらしさを感じてもらえたらなと思います。
薬剤師として健康や社会にどう貢献できるか、学生と肩を並べて考え、現役薬剤師も日々勉強・自己研鑽しなければと感じる毎日です
かおりん