こんにちは。梅雨明けして本格的に暑くなりましたね。
今日は、先日見たNHKの認知症の特別番組が面白かったので少し紹介したいと思います。
その番組ではイギリスの認知症への取り組みについて特集されていました。イギリスは、認知症患者数がかつて予想されていた増加率を下回っているのだそうです。
イギリスでは、認知症そのもの、というより高血圧、喫煙、塩分の多い食事など認知症の危険因子を、医療機関だけでなく国が一体となって減らしていく取り組みを行っているのだそうです。
たとえば…
高血圧→医師が患者の血圧を良好に管理できれば、それが医師の収入アップにつながる制度
喫煙→タバコの自動販売機禁止の政策。他にも公共の建物内での喫煙は全面禁止、など。
減塩→食品について、国が品目ごろに塩分の上限を決め、その規定内のものしか流通できないしくみ。(この政策の成果もあってか、イギリスでは2005年からの三年間で国民の塩分摂取量の10%削減に成功したんだそうです。)
覚え書きなので大まかな説明ですが、上記のような内容で取り上げられていました。
この政策だと、認知症だけでなく、いろいろな生活習慣病の予防になりますよね。それが結果として認知症の患者数増加を食い止める事につながっているのだそうです。
こんな風に、医療機関単位でなく国が一体となって国民の健康管理への取り組みを行っているのはすごいなぁと感心しました。日本だとなかなか国家戦略としての対策までは行っていないのが現状だそうです。
普段あまりテレビは見ないのですが、久しぶりに面白い特集でした。
横浜で暮らしている姉が、休みを利用して久しぶりに帰省しました。家族が揃うと、やっぱり良いですね。
ちひろ