インフルエンザ治療薬

広島市の調剤薬局グループ 株式会社ファインプラス 
祇園プラス薬局 薬剤師もりこ

ここ2~3年は患者数が少なかったインフルエンザが年明けから徐々に増えてきています。
先日も「コロナだと思い受診したらインフルエンザでした。」という患者さんがいらっしゃいました。
そこで改めてインフルエンザ治療薬について勉強しました。

インフルエンザの治療薬は大きく分けて、飲み薬・吸入薬・点滴があり、
飲み薬としてタミフル(オセルタミビル)・ゾフルーザ、吸入薬としてリレンザ・イナビル、点滴としてラピアクタがあります。

タミフル・リレンザ・イナビル・ラピアクタは、インフルエンザの増殖に必要なノイラミニダーゼという酵素を阻害することでウィルスの増殖を抑えます。
ゾフルーザは、キャップ依存性エンドヌクレアーゼに作用し、インフルエンザウイルス遺伝子からの転写反応を阻害することでインフルエンザウイルスの増殖を抑えます。

ウィルスそのものを退治するのではなく、増殖を抑えることが目的なのでウィルスがまだ十分に増殖していない段階で服用する事が大切です。
そのため症状が出始めたら48時間以内に服用するのが効果的と言われています。

インフルエンザとコロナ同時に感染しているケースもあるようですので、引き続き手洗いうがい、マスクや咳エチケットを心がけましょう。

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